高松市内の公立中教諭(26)を懲戒免職処分 生徒間の恐喝事件を放置 加害女子生徒にSNSでわいせつなメッセージ送信

高松市内の公立中教諭(26)を懲戒免職処分 生徒間の恐喝事件を放置 加害女子生徒にSNSでわいせつなメッセージ送信
KSB瀬戸内海放送 2024/6/4(火) 14:04配信

 香川県教育委員会は、高松市内の公立中学校の男性教諭(26)を4日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。

(香川県教育委員会/淀谷圭三郎 教育長)
「県民の皆さまの信頼を裏切り、保護者の皆さまの信頼を損ね、多大な心配をかけていることに対して改めて深くおわび申し上げる」

 県教委によると教諭は2023年春ごろ、女子生徒が別の生徒から金銭を恐喝する様子を撮影した画像をSNSで受け取り、その事実を知りながら、加害側の女子生徒に適切な指導を行いませんでした。恐喝は複数回にわたり、被害額は数十万円に上ります。教諭は一連の問題について管理職への報告も怠り放置しました。その理由については「加害生徒をかばおうと思った」と話しています。

 10月に被害生徒の保護者が学校に訴えるとともに警察に被害届を出しましたが、教諭は加害生徒にSNS上の自分とのやり取りを消すように指示していたということです。2024年3月、警察から教育委員会に教諭と加害生徒のやりとりについて情報提供があり、この事案が覚知しました。

 また、教諭はこの女子生徒に対してSNSでわいせつなメッセージも送信するなどしたということです。教諭と女子生徒の間にわいせつ行為や身体的な接触はないということで、教諭は生徒とのやりとりについては「ふざけてやった」と話しています。

 また5月5日、旅行中に高速バスの車内で隣の席の20代の男性の体を繰り返し触ったとして、丸亀市の公立中学校に勤務する38歳の男性講師が停職6カ月の処分を受けました。講師は4日、依願退職しました。

 2024年度に入って不祥事が相次いでいることから、香川県教委では5日、小・中学校の臨時校長会を開きます。

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